2019.12.03

周回展示は見ないより見た方が良い

ボートレースは左回りに3周回する競技です。左回りは船舶ルールで右側通行になっているからです。ボートの選手が1回のレースで何回ターンをするかいえば、小回りターンを含めると周回展示で7回、本番レースで9回、2レース前にスタート練習などを含めると1つのレースで20回左回りのターンをしています。年間200走するとして4000回もターンしている計算になります。そこまでターンをしていると、ボートの選手にとってターンは日常生活の
一部です。理屈ではターンをする選手はいないでしょう。そんな日常的な行動なので、単独で走っているときにターンで失敗することは考えられません。失敗するとしたら、それは選手に原因があるのではなく、他の要因だと考えるべきです。周回展示は、きれいにターンマークを外さずにターンするのが当たり前です。それができていないのはプロペラがうまく調整できていないか、モーターが水の圧力に負けているかです。周回展示をそうした視点で見れば1着が獲れない選手が見えてきます。多場発売や電話投票で展示航走を見ないお客さんが増えていますが、それは損なことです。