2020.05.23

隣合わせは違う作戦で走る

隣合わせは違う作戦で走る

舟券作戦では「展開を読む」という作業が欠かせません。スタート後4秒で大まかな動きがわかるといっても、それを知る方法は選手の目の動きを追うしかありませんが、できない相談です。コースや1着決まり手など参考にしながら展開を想定するしかありません。ただ、走る側にも基本的な考えがあって、隣どおしは同じ作戦で走らないということです。1コースが逃げるとしても、スピードをつけて先マイするのか、レバーを落として小回りするのかで2コースの走り方が変わります。1コースがスピードをつければ、2コースは差し。3コースは全速か捲り差しです。3コースの動きで4コースの攻め方も変わります。5コースは捲るか捲り差しになるので、6コースは差ししか残されていません。うまく調和が取れれば展開の読みも当たりますが、読み通りに行かな
いのは選手も舟券を買う側も同じです。いくつかのパターンが必要になります。同体のツケマイは、小回りに対して全速なので、理にかなったものです。内側といつも同じようなことをしている選手に1着を期待しない方が良いでしよう。