2019.02.18

飛ぶピット離れは、次の使用者が苦労する

石川真二が流行させている「飛ぶピット離れ」は、プロペラの形が特殊です。選手持ち時代には「三日月ペラ」といって刀の刃のような形をしたプロペラでピット離れで優位に立っていました。兵庫の野口徳三が使っていましたが、「1マークを先に回らなければ勝てない」というものでした。引き波の中に入るとターンができなかったそうです。飛ぶピット離れもそれに似た形なので、インを取れるかどうかの勝負です。イン屋なら問題なしですが、ダッシュ戦を得意にしている選手が使用してもレースになりません。参考のためプロペラゲージを取っても、その後に自分の形に叩いて良いのかどうか迷うところです。データでは、石川真二の次に使った選手は、石川ほどの成績を残せていません。