2019.05.06

●選手賞金に関する舟券格言

久しぶりの優出は守りに入る

ベテランが好モーターを手にして優出することがあります。予選では際どいスタートを決めていても優勝になると無事故完走の走りをするものです。B級の選手に聞くと「臨時ボーナスが入ったようなもの」という考えをします。優勝戦でフライングをすると自費で碧南の再訓練に行かなければなりません。失格なら6着賞金の30%が支給されますが、選手責任のスタート事故なら賞金は0円です。苦労して優勝戦に乗ったのに無給ではたまりません。守りに入るのも理由があるわけです。

未勝利選手は最終日に勝つ

シリーズでまったく勝てない選手が、最終日に1着を取った帰ることがあります。周りの選手が同情して勝たせてあげたという言うお客さんもたくさんいます。しかし、本当のところはまったく違っています。勝てないままシリーズを終わると自信が持てなくなり、次のレース場に行くのに気が重くなるそうです。最後に1勝でもできれば気持ちが吹っ切れます。そのこともあってスタートを張り込むようですが、あくまでも1号艇をもらった選手に該当することです。中枠や外枠だとモーターが出ていないので勝てません。