2019.01.28

ピット出仕様に警戒警報

江戸川周年は強風のため中止順延です。先日の蒲郡周年は井口が奇襲のピット離れでインを奪取して優勝しました。前節の桐生は石川真二が奇襲のピット離れで1着を並べて優勝しています。そのモーターを今節は渡辺和将が手にしています。スタート展示でインを取るのですが、本番では取れずに惜敗が二度もありました。昨日4Rでは6号艇の三好一が本番でインを取って逃げています。もちろん高配当です。

奇襲のピット離れでインを取るのか、1号艇が警戒してイン競りが起きるのか、それとも枠なりの落ち着いた進入になるのか。いろいろなパーターンを考えて舟券を買わなければならなくなりました。フォーメーション向きですが、かなりの捨て券が必要になります。枠なり進入に慣らされたお客さんにとっては、奇襲のピット離れで勝たれると、スタート展示に対する不信感すら覚えます。高配当が飛び出しても後味の悪いものになります。困難な時代がやってきそうです。

渡辺和将はプロペラゲージを作ってイーグル会も持ち帰るでしょうから、イーグル会のベテランを中心に一気に拡散していきます。いたるところでスタート展示と本番のコース変わりが起きてくるでしょう。

記者の取材力も試されます。「今節のSP選手」といったコーナーが必要になるかもしれません。選手名の上で「SPマーク」をつけるところも出てくるでしょう。不信感が広まるとスタート展示やピット離れのやり方を変えなくてはならなくなります。厄介な時代ですが、先取りできた者は高配当を取れます。ピンチはチャンスです。ただ、ボートの大衆化とは時代逆行でしょうね。温泉にでも浸かって、酒でも飲みながらゆっくり考えてみます。

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