2022.10.17

ヴィーナスSとオールレディースはここが違う

ヴィーナスSとオールレディースはここが違う

●銘柄選手が優勝するオールレディース

 女子戦の扱いは、女子選手の増加に伴い何度もルールが変更になっています。現行のヴィーナスSとGⅢオールレディースになったのは2014年からです。選手登録16年未満がヴィーナスSの出場資格でした。2019年より登録16年以上の女子選手によるOG枠を12名設け、特別ヴィーナスSを4節開催、2020年に現在のかたちにな、ほぼ毎月ヴィーナスSとGⅢオールレディースが開催されています。
 二つの女子戦の大きな違いは、ヴィーナスSはデビューて間もない新人が多く出場するのに対して、GⅢオールレディースの方がレベルは高くなっています。GⅢオールレディースに優勝すれば、GⅠレディースチャンピオンの優先出場権をもらえます。初優勝が多いのでヴィーナスSで、銘柄選手が優勝するのがオールレディースです。

●枠なりで実力派が負けて超高配当が飛び出す

 勝率1点台の新人女子が出場するヴィーナスSなので、実質5艇レースが多くなります。実力通りに決まれば本命サイドの配当に落ち着きます。以前だと実力派の選手が「勝てるコース」を主張していました。新人はアウトに回るので5艇レースという考えで良かったのですが、最近は新人でも枠番を主張したコース取りします。慣れないスロー発進でスタートを失敗するケースや1マークで座り込むケースもあります。実力派が実力通りの
力を発揮できなくなり、超万穴が何度も飛び出しています。
 オッズが安いから安心して買えるとは限らないのが最近の女子戦です。ヴィーナスSだけでなく、オールレディースでも実力派がコースが取れなくて負けるケースが増えています。今年に入って3連単で10万円を超える配当が15件も出ています。