2023.05.20

捲り好きのイン戦は差されやすい

捲り好きのイン戦は差されやすい

 元選手が解説者として活躍しています。その人たちが共通して語るのが「今のモーターはパワーがない」です。選手持ちプロペラがなくなり、低出力モーターになってからタイムも落ちています。長い間走っていた選手だけに実感として分かるのでしょう。パワーが落ちるとモーター負荷のかかるターンに一番関係してきます。ハンドルを戻して直線に向く時に前に押す力がないとターンは流れます。出足型を仕上げていれば、レバーを握った時に早めにモーターの回転が上がるので、問題はありません。しかし、伸び型だと、回転が上がってくるまで時間がかかります。そのタイムラグがターンで流れる原因です。捲りの好きな選手は、伸び型にしていることもあって1コースに入った時にターンで流れ気味になります。差しや捲り差しを許します。2杯に差されれば2マークで全速を駆けるしかありません。ここでも大きく流れて着外です。高配当が飛び出すパターンです。捲り好きかどうは、「教えてBOAT」や「ボートレース日和」で選手を検索すると、すぐにわかります。