2018.03.01

漕艇会場として建設された戸田ボート

2019年3月に戸田でボートレースクラシック(総理大臣杯)が開催され
ます。戸田でSGが開催されるのは、2012年に馬袋義則が優勝した第47
回ボートレースクラシック以来です。7年ぶりのSG開催だけに埼玉支部の選
手は1人で多くその大会に出場したいところです。今週開催される地元GⅠで
優勝すれば、出場権を手に入れることができます。
戸田ボートは、もともと1940年の東京オリンピック漕艇コースとして建
設されたものです。戦争で東京オリンピックは中止になり、その後、戸田ボー
トがスタートします。漕艇会場は1969年の東京オリンピックで使用されま
した。水は西側にある笹目川から引いたもので、現在は雨水と湧水で水位を保
っています。荒川の接した水門は1969年の東京オリンピック以来、閉ざさ
れたままです。

全国で一番狭いレース場

戸田ボートの特徴は、競走水面の狭さです。コースの横幅が107.5m
(住之江は130m)しかなく、センターポールを基準にすると1マークをス
タンド側に17m、2マークと対岸側へ14.5m振っています。1マークの
スタンド側との距離は37m(住之江45m)しかありのせん。スタートで後
手を踏むと包まれてしまうので、勝つためにはいかにして1マークで好位置を
キープするかにかかっています。インがつぶされるケースも多く、中穴で飛び
出すレース場としても有名です。