2019.07.01

選手が考えていないことまで考えるな

プロ野球の選手はベンチにいるときに相手チームのピッチャーが投げる球質を読んでいるそうです。最近はボートの回転数などもデータとして提供されるようになり、それを活用しています。ボートの選手はレース直前の本番待機室でどういったことを考えているのでしょうか。ほとんどの選手がスタートについてイメージトレーニングをしています。スタート展示のスリット写真が待機室に貼られており、それを基準に風などを計算に入れながらスタートが正確切れられるにはどういったタイミングで起こしたら良いか考えています。そこには先輩、後輩、同県といった駆け引きなど入り込む余地はありません。レースが始まり、ほぼ着順が確定すると、次のレースに向けた整備を考えるようです。

お客さんの間では、執拗に選手の人間関係にこだわる人もいますが、ボートの選手は「相手を勝たせて得をする選手などいない」という考えです。自分がどうやれば勝てるかだけ考えています。