2025.04.21

ナイター開催のマスターズCは高配当が飛び出す

●マスターズCの選出基準
1 2025年4月1日現在で満45歳以上
2 優先出場者
ア 前年度当該競走の優勝者
イ マスターズリーグ戦の優勝者
ウ 当該施行者の希望する者2名以内
3 過去1年間の勝率上位の者(出場回数が140回以上)
※第1回~3回大会まで年齢が「50歳以上」
 2003年の第4回大会以降「48歳以上」
 2018年の第19回大会以降「45歳以上」

●桐生のナイター照明は高効率形LED投光器を使用

 第26回マスターズCを開催する桐生ボートは、2023年1月にLED照明のリニューアル工事をしました。高効率形LED投光器「レディオック フラッド デュエル」及び「レディオック フラッド アヴァン」に更新しています。光の拡散が従来よりも広がるため、水面全体の明るさを確保しており、4K撮影に対応しています。これまで「ナイターの外枠ベテランは消せ」という格言がありましたが、多少なりともこれが解消する可能性があります。外枠の2、3着受けを勧めます。

●SG優出経験者の50歳未満が優勝する

 GⅠの最年長優勝記録は第7回マスターズCで優勝した万谷章の62歳5ヵ月です。野中和夫が57歳3ヵ月、今村豊が55歳9ヵ月でマスターズCを優勝していますが、最近7年間の優勝者は、いずれも50歳未満です。
 選考勝率を調べてみると、2008年の第9回大会は5.15で出場できています。年齢を45歳に引き下げてから一気に勝率が上がり、2018年の第19回大会から6点台に跳ね上がっています。A1級でないと出場できないレベルの高い大会です。優勝する選手はSG優出経験者で50歳未満になりますが、該当する選手が半数近くおり、特定するのは難しい状況です。実力拮抗になるので、レースが荒れて高配当が飛び出します。

●高配当は3、4、7、8R、本命は5、10R

 マスターズCをナイターで開催したのは、2021年の下関と2023年の若松の2回しありません。下関は原田幸哉、若松は井口佳典が優勝しています。4年前の下関は1コースからの逃げが決まっていましたが、2年前の若松は1コースからの1着率が45%と平均値を大きく下回っていました。
 1コースが弱いといっても全レースで同じような成績ではありません。1コースが勝てば本命、負ければ高配当です。シリーズを通じて1コースが強かったのが5、10Rです。1コースが負けて高配当が飛び出していたのが3、4、7、8Rです。番組の組み方が影響しているのでしょう。

桐生のマスタースCで地元記者推奨は52号機

 桐生のモーターは昨年末から使用されています。モーター相場も定まっています。マンスリーBOATのマスターズ特集号に地元の佐々木記者がモーターについて記事を載せています。エース機に挙げているのが52号機です。初使用から6節連続で優出したモーターです。最近はB級が乗ることが多く、2連率は下がっているものの、乗り手がA1級になるマスターズでは本来のパワーを発揮してくれます。伸び型に仕上がるのでダッシュ戦で見せ場を作ります。12号機、38号機も好モーターに挙げています。