2019.01.24
・江戸川ボートの特徴から考える予想方法
一級河川の中川を競走水面として使用しています。全面的に河川を使用しているのは江戸川ボートだけです。東京湾が近いので潮位の変化を受けます。満潮に向かう時間帯は潮が中川を上ってくるので2マークから1マーク方向の流れになります。「上げ潮」「追い潮」いった呼び方をしています。
干潮に向かう時間帯は川の流れになるので「下げ潮」「向かい潮」になります。潮の流れと風向きが同じなら水面は比較的穏やかですが、風向きが違うと波立ちます。 水面が荒れて安定板を装着したり、展示航走1周、本番レース2周と周回を短縮してレースを実施することもあります。中止順延もあります。 潮の流れと風向きで8パターンのレース傾向を分けることができます。それぞれ有利なコースが出てきます。たとえば、「下げ潮・向かい風」のパターンだと、助走距離の長いダッシュ勢で出番が多くなります。「上げ潮・追い風」のパターンでは内側有利ですが、潮の流れがきつくなるとイ1コースが流れて2、3コースの差しが有効になります。
つねに水面状況が変化しているので、スタートやターンの仕方が変わります。江戸川ボートで数多く走っているレーサーでないと対応できません。「全国勝率よりも江戸川勝率」を優先してレーサー評価をしてください。コースに関係なく1着を取ってくれます。1コースの1着率は45.6%は低めで、5、6コースからでも上位着に絡んできます。
63周年の期間中は、北風(向かい風)が強く吹く日がありますが、下げ潮に当たっているので大きな波は出ません。2マークに関してはモーターに力がないと風に流されるケースもありそうです。