取らせるレースは乗っておけ

　「面白いレースと売れるレースは別物」と番組関係者がコメントしていた記事を読んだことがあります。面白いレースはダッシュ捲りが決まるような中穴の出るレースです。前付けのあるレースも、その中に入るでしょう。推理の幅が広がるレースです。しかし、そうしたレースの売上は伸びません。舟券に勢いが出ないからです。まず大口のお客さんが敬遠します。中穴狙いになるので、多点買いになり、どうしても１点の金額が小さくなります。
　一方「売れるレース」は本命配当になるレースです。１号艇にＡ１級を入れたシード番組が、これに入るでしょう。ネット投票がなかった頃は「窓口の勢い」と呼んでいました。大口が本命にドンをお金を注ぎ込むのを見て、勢いに乗せられて次のお客さんの購入金額が増えるというものです。取らせるレースと言っても良いかもしれません。進入固定でＡ１級が１コースに入るレースでは、１着率は８０％を超えます。無理な買い方さえしなければ的中できます。乗らない手はありません。