2025.10.01

期末のフライング持ちに先攻めはない

 スタート事故のペナルティーが厳しくなっています。1本目のフライングは前年と変わりませんが、2本目は減っているようです。それでも9月20日現在で今期フライング2本の選手は25名します。B1級の最低出走回数が50回から65回に変更になったことで、フライング2本持ちの選手は来期B2級になるでしょう。B2級になれば1ヵ月の稼働日数が少なくなので収入が減ります。今期の級別審査は10月末で締め切られます。フライング持ちの選手は来期の級別のことを考えます。10月にフライングをすると休みは11月以降ですが、隠れフライング持ちで来期の出走回数を考えると、「これ以上スタート事故は起こせない」という選手心理が働くのです。スタートでハナを切ることが難しくなります。当然のことですが、1コースなら立ち遅れ、1コースから外なら差し構えです。自力で1着が取れなくなるので、それを前提にした舟券作戦が必要になります。