2025.09.28
旬レーサー 石渡 鉄兵(東京・50歳)
3716石渡 鉄兵(東京・50歳)
〈本文④〉
4コースからの捲りは差されやすい
1994年5月多摩川がデビュー戦です。30年以上、8000走近く走っていますが、これまでにやったフライングは11本です。スタート事故の少ない選手です。それでいて過去6ヵ月間の平均スタートはコンマ13と早目です。スタート展示で他の選手がタッチを狙う中で、石渡は本番スタートを想定したやり方です。そのためいつも遅れ気味に見えます。石渡がスタート展示でタッチスタートなら、本番でかなり遅れたスタートになります。捲りを得意とする選手だけに出番がありません。捲りをしていますが、絞り捲りなのでGⅠだと外の選手に差されるケースが多く、4コースの1着は過去6ヵ月で1本しかありません。
スタート展示はコンマ10くらいを設定する
「昨年は蒲郡周年、今年は福岡周年で優勝することができました。やっぱり息子がデビューしたことは、そういった所で結果を残せる要因の1つです。今期は勝率が少し停滞していますが、調子自体は良くも悪くもなく普通かなって感じです。モーターの引きが悪いってことも決してなく、どこのレース場でもそれなりに仕上げられていると思います。
調整のスタイルは昔から変わっていません。足を重視して乗り心地とかは乗り方でカバーするみたいな感じです。季節はどちらかというと寒いほうが良いのですが、そこまでの意識はないですね。
スタートのやり方も以前から同じで、まず展示のSTをコンマ10くらいで設定して、それを基準に本番に行くという感じです。
多摩川に関して、何も不安がないと言ったら嘘になりますが、遠征地よりはどうすれば良いか心得ているとは思います。今回は周年でメンバーも強力ですが、地元なので思い切り良く行くだけですね」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…17回 捲り…4回 捲差…4回 差し…2回 抜き…2回
※出場予定…GⅠ多摩川周年=9月29日~10月4日