2025.10.22
捲りは読めても差しは相手待ち
選手に関するいろいろなデータが提供されるようになり、レース展開を読んだ舟券作戦を立てる若いボートファンが増えています。聞いていると何年もレースを見てきたようなレベルの高い話をしています。それで舟券が当たるかと言えば、それは別問題のようです。スタートをしたから1マークまでは、ほぼ話どおりの進行になりますが、1マークを回ると結果が別物になっています。なぜ、そういったことが起きるかと言えば、捲りが決まる予定が中途半端な捲りになり、うまく展開を突いた選手が抜け出してくるからです。捲りで攻める選手の外隣の差しはある程度読めても、捲りでつぶされるはずの選手の差しはなかなか読めません。しかし、実際のレースではそういったことが起きています。理屈で固めたレースの的中率は高くありません。それは、走る選手も考えることです。選手はそこから負けないためにどうするか考えるので、理屈を超えたレースが起きるのです。読み通りにならないレースが多々あるのがボートレースと割り切るしかありません。