ボートレースの解説者に元選手が増えてきました。桐生ボートでは元群馬支部の渡辺史之さんが１０月から解説者として後半のレースから出演しています。予想は生方さんがやっているので、ピット取材がメインです。
　舟券の予想はフォーカスを数多く書けば当たるし、減らせば外れます。これは誰がやっても大きな差は出ません。しかし、ピット取材になるとレースや選手に対する理解度で大きく変わってきます。渡辺さんが先日の桐生で紹介していたのが野村誠選手です。「野村選手は伸び型に仕上げて一撃というタイプではありません。競り合いに巧さを発揮するタイプです。そのためモーターの仕上げ方も競り合いに粘れるようなやり方になっています」との紹介でした。ここからすぐに野村選手の舟券の買い方が理解できます。モーターの仕上がりに満足していれば大敗なしのボックス券の対象になり、仕上がっていなければ競り負けるという舟券を買えば良いになるのです。元選手だけに、現役選手の特徴をつかんだ取材ができる強味があります。聞いて損はありません。