2025.12.10
3コース捲りがトレンド、1コースを潰すと高配当
3コースの1着率が2コースよりも高いレース場が増えています。航法ルールの厳格化によって、勝てなくなっているのが2コースです。1コースへ寄せることも、外側へ張ることができないため、1マークで差しに構えることが多くなりました。その動きを読んで3コースが全速で攻めます。スピードが乗っているので、2コースは航跡の中に沈められます。3コース全速で1コースを飲み込むと高配当になります。3コースからの捲り差しを得意にしている選手もいますが、池田浩二、馬場貴也の限られた選手だけで、ほとんどの選手が全速で攻めています。1着決まり手で「捲り」の多い選手がいれば、3コース全速の展開をイメージした舟券を考えて下さい。
●全国コース別成績
進入 1着率 2着率 3着率
1コース 53.8% 17.6% 9.2%
2コース 13.6% 24.4% 18.8%
3コース 13.4% 21.7% 19.5%
4コース 10.9% 17.2% 20.1%
5コース 6.3% 12.8% 18.9%
6コース 2.0% 6.4% 13.7%
●3コース1着率ベスト5
順 競走場 1着率 出現率の高い3連単出目
1 福 岡 16.6% 312 315 314
2 戸 田 16.5% 324 315 312
3 浜名湖 15.6% 316 312 314
4 鳴 門 15.5% 312 316 314
5 三 国 15.1% 314 312 315
●3コース1着率ワースト5
順 競走場 1着率 出現率の高い3連単出目
1 下 関 10.8% 316 314 315
2 常 滑 11.1% 314 312 316
3 津 11.4% 314 315 342
3 徳 山 11.4% 312 315 316
4 丸 亀 11.6% 314 315 316
3コースの強い戸田と鳴門は捲りの決まるレース場です。4カドからの捲りが読めるので、先捲りに出るのが成功する例です。浜名湖、三国は1コースの水域が広く捲り差しの水面です。不規則なうねりの出る福岡も捲り差しです。
一方、3コースの決まらないのは、いずれも1コースの強いレース場です。1コースが余裕を持って逃げるため、3コースからの全速が決まりません。レース場の特性を覚えておいた方がいいでしょう。
●3コース1着率の高い選手ベスト5
順 選手名 支部 1着率
1 福島 勇樹 東京 58.3%
2 中辻 崇人 福岡 55.0%
3 宮本 夏樹 長崎 50.0%
4 三浦 敬太 東京 47.6%
5 島村 隆幸 徳島 47.1%
●3コース3連対率ベスト5
順 選手名 支部 3連対率
1 三浦 敬太 東京 100.0%
1 木村 仁紀 滋賀 100.0%
1 深川 真二 佐賀 100.0%
4 清水 敦揮 岡山 94.7%
5 高橋 竜矢 広島 92.0%
3コースの1着率の高い選手は、捲りを得意にしている選手です。着順傾向で言えば、1着に徹する選手です。3コースから2着、3着に残すことがないので、舟券の組み立てが簡単です。ボックス券の対象になるのは、柔軟さを持った選手です。選手の決まり手をしっかりと調べることで、3コースで1着軸にするか、ボックスの対象にするか判断できます。

