2026.07.16

大敗時のコメントは半信半疑

 ピット取材をする記者の仕事はスピードが求められます。全選手コメントが当たり前になっているので、記者の仕事量が増えています。選手コメントは原則レースが終わった後になっているので、レースが終わってピットに戻ってきてから手分けしてコメントを取ります。1着を取った選手は前向きなコメントができますが、大敗した選手は「エンジンは超抜」と言えません、何かしら敗因を挙げなくてはなりません。その時のコメントが翌日のボート専門紙やスポーツ新聞に載ります。「スタートしてずり下がる」「ターンができない」「乗っていて違和感ばかり」といった悲観的なコメントになるのものです。しかし、選手は後ろを走りながらプロペラや整備のことを考えています。大敗してジッとしている選手はいません。翌日になると最悪だったものが中堅級になり、レースに参加できるようになります。「最悪」のコメントでも実際は「中堅」なのです。対戦相手も軽くなれば着絡みが十分にあるところです。