2018.12.07

優勝戦の研究1  優勝がスロー勢に限定は桐生、蒲郡

前期(5月~10月)の全国24場で優勝戦が422レース実施されました。1コースが優勝したのは292レースで、1着率は69.2%でした。全レースの1コース1着率は51%なので、それと比較すると「インが強い」ということになります。インが強い分、ダッシュ勢の出番が少なく、6コースの優勝は4回しかありません。その内2回で鳴門です。センターが決まるイメージのある桐生でも、優勝はすべてスロー発進の選手です。蒲郡の優勝戦はインが16回中15回も優勝しています。
優勝戦でインが強くなったのは、予選成績が優勝戦の枠番に反映されるからです。優勝戦の枠番が予選成績順になったのは、それほど古い話ではありません。以前は優勝戦に乗る選手6名を競技委員長が集めて、登番の一番古い選手と若い選手がジャンケンをして、勝った方から枠番抽選をしていました。そのため予選、準優を好成績で勝ち上がった選手でも6号艇になることも珍しくありませんでした。コース取りでもつれるレースも少なくありませんでした。