2019.10.13

4734安河内 将(佐賀・29歳)

ボートの選手になるためにはボートレース養成所で1年間の訓練を受けなければなりません。倍率40倍の試験をまずクリアしなければなりません。1次試験から3次までありますが、スポーツ推薦を受ければ1次試験は免除されます。支部によって推薦枠もあり、受験生多いところは、その枠も広くなります。佐賀は1名に対して東京は2名です。
安河内は野球をやっていたのでスポーツ推薦枠の広い東京から受験します。国学院を卒業してボートの戦士湯になりました。東京支部からデビューしましたが、今は地元の佐賀に戻り、峰竜太のグループに入っています。差し、追い上げのイメージの強い選手でしたが、最近は攻めのレースで捲り勝ちが増えています。1、3コースが好成績です。

どんなモーターでも出せる自信がある
「調子が良いと言われるけど、自分の中ではデビューしたときから何も変わっていません。継続してやってきたことが結果に出てきた感じです。プロペラ調整にしろ本体整備にしろ、今はどんなエンジンでも出せる自信がある。今思えば、佐賀支部に移籍した頃は、早く出世しようと焦っていたのかもしれません。
6 月に初めての子どもが生まれて精神的に落ち着いてきたと思うし、一家の大黒柱としてより一層頑張ろうという気持ちになれたのが大きい。弟の健がデビューしたのも大きいかな。自分を見ているのはわかっているし、僕もあいつに良いところを見せたい。今はいろんな流れが自分に向いていると感じています。
この流れを生かして、スターロードに乗りたいです。そのためにもGⅠで活躍して、早くSGに出たい。師匠の峰竜太さんは、上の世界で戦う姿を見せてくれます。あの背中を見たら妥協は一切できません。
若松は2 節しか走っていないけど、前期の最後にA 1 級の勝負駆けを決められたし、良いイメージが残っています。“九州の若手は羽野直也や仲谷颯仁だけじゃない”というのを見せたいですね」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)
今週の出走予定
GⅠ若松周年=10月12日~17日