2020.02.13

■九州地区選手権=唐津・2月13日~18日

 

追い風が強いと1コースが弱くなる

松浦川の河口から現在にボートレース場が移転したのは1976年です。新
しいレース場のコンセプトは「捲りはボートレースの華」でした。助走距離が
十分に取れるように競走水面を設計しました。ピットから2マークまでの距離
は178mもあり全国一です。ピット離れでパワー差が読み取れるほどです。
冬は玄界灘からの季節風が強くなり、水面も荒れます。1コースの1着率は
54.6%といっても、あくまでも平均値で風次第でこの数字が大きく変わり
ます。
追い風が4mまでなら1コース有利、5mを超えると2、3コースの差し、
10mを超えると1コースがターンできず大荒れ傾向です。

●唐津追い風5m以上のコース別成績(過去1年間)
コース 1着率 2着率 3着率 出やすい出目
1コース 47.9% 21.1%  8.7% 12
3、124、215
2コース 18.8% 26.8% 18.3% 21
3、214、215
3コース 14.8% 20.0% 21.7% 31
2、314、345
4コース 10.5% 15.0% 20.5% 41
3、415、421
5コース  7.4% 14.0% 19.0% 51
4、516、542
6コース  1.6%  4.3% 13.1% 65
1、613、614

1コースの2着受け

1月の唐津周年では1日に3連単の万穴が8本も出るなど大荒れでした。追
い風の強い日ほど荒れる傾向でした。1コースに人気が集まっても1マークで
流れてしまうので刺される展開でした。ダッシュ勢もスタートが行けず、3、
4コースからの差しが決まっていました。無風になるとインが逃げていたの
で、唐津の舟券は風次第です。追い風が強いときは1号艇の2着受けが正解の
ようです。

・活躍期待モーターは46、30、50号機

1月に唐津周年があったので、そのときに実績を残したモーターが今回も活
躍するでしょう。周年で優勝したのは19号機ですが、優勝戦は展開が向いた
だけで、特別で出ていた印象はありませんでした。優出2着の井口佳典が乗っ
た46号機、石渡鉄兵が優出した30号機が好調モーターです。湯川浩司の5
0号機の伸びも強力です。