３連単になって一番喜んだのは、レース実況をやるアナウンサーだと聞いたことがあります。蒲郡の高橋貴隆アナが言っていたようです。３着争いまでしゃべることができるので、実況の幅が広がったとのことでした。２連単の時代だと、１マークを回ったところで「出来た」と大きな声を出すお客さんがいました。気の早い人は、ゴールする前に払戻窓口に並んでいました。伸び型のモーターが主流の時代で、捲りが決まれば独走するシーンがありました。今は出足型仕上げが主流です。超伸び型仕上げにしない限り、１マークまでに突き抜けることはありません。その上、パワーも落ちているので、先行艇の引き波にはまるとすぐに着順を落とします。３着は先行艇の２艇の引き波を避けなければなりませんが、相手との位置関係もあります。走る位置が重要になっています。ゴールするまで目が離せません。レース中に確定オッズを早目に見に行っている隙に着順が変わっていたことも珍しくありません。