スタートを注意して見ていると、全員が早いスタートを行くときがあれば、反対に全員のスタートタイミングがコンマ２０台といったときもあります。フライングても集団フライングがあり、全選手フライングをしたというケースもあります。
　選手はスタートをするときに大時計に集中しているものの、他の選手の動きにも注意しているようです。自力でタートを切っているようで、他の選手の気配を感じながらタイミングを調整しているとしか考えられません。音に頼るよりも視界に入る選手がいると、どうしても同調志向になるようです。中にはスタートで頼りになる選手を見つけておき、その選手をマークするといったやり方をする選手もいます。
　スタートで目標にされる選手は誰か、マークに回るのは誰かといった視点で舟券作戦を立てると、１マークの展開が見えてきます。スリットで主導権を握る選手は、１マークで先に動けるので、大敗することはありません。