2024.08.15

ナイターで迷ったら最年長選手を消す

 ボートでナイターを最初にやったのが1997年9月の桐生です。今では蒲郡、住之江、丸亀、若松、大村の6場でナイターレースを開催しています。デイレースとナイターレースでは、選手から見える風景が違い、気温の変化によるモーター調整も変わってきます。選手は出走する2レース前の舟券発売中に水面に出てスタート練習を2本やります。レース直前にはスタート展示があります。これでスタート勘を合わせるのですが、ナイターになると大時計が見にくいというベテラン選手がいます。スピードが乗ってくると、同体視力の関係で視界が狭くなります。時速40kmだと視界は100度ですが、130kmだと30度まで狭くなります.選手はスタートをするときに大時計の焦点を合わせ、周りの風景でスピードを判断しています。視野が狭くなると周りの風景が見えにくくなります。動体視力は55歳を超えると急激に落ちるという実験結果が出ています。ナイターレースで55歳を超えた選手は不利な立場です。ナイターレースの舟券で迷ったら、そのレースの最年長選手を消しすのも一つのやり方です。