2019.12.31
ボートレースに先輩、後輩の関係は薄い
一般社会では年功序列が崩れ始めています。能力主義で重用され、転職を繰り返す若者も多いそうです。ボートの世界でもかつてのような先輩、後輩の絆が少なくなっています。プロペラに依存していた時代は、強い先輩につかないとプロペラを作ることができませんでした。しかし、今はその必要はありません。レースが終わった後の打ち上げも個人レベルでやる選手が増えています。先輩よりも同期生の方を大切にしています。そうしたことはレースでも反映されます。かつては年末、年始になる「先輩を勝たせてやる」ともっともらしい理由を立てて舟券を語るお客さんがたくさんいましたが、今はそんなお客さんも減っています。向上化ルールで4期トータルの勝率が不足すると引退をせざるを得ない厳しい時代です。温情で決まるほど甘い世界ではないということです。