2020.02.12
中国地区選手権=宮島・2月12日~17日
潮位の変化でレース展開も変わる
潮位差が最大で3mにもなり、潮の出入りは2マークのバック側からです。
穏やかな瀬戸内海なので大きなうねりが出ることはありませんが、それでも3
mを超えた満潮時は水面が波立ちます。冬は追い風の日が多く、潮位によって
展開も変わります。
ターンマークが競走水面の対角線上に設置していることもあって、捲りが決
まりやすい構造です。しかし、コース別データを調べると1コースの1着率は
55.9%と高めです。捲りが決まりそうで決まらないのが宮島ボートです。
待機水面が広く、200mの標識板がピットの屋根の上につけられています。
150mから85mに行くまでの目標物が見つけにくく、アウトが思い切った
スタートを切れません。
●宮島追い風のコース別成績(過去1年間)
コース 1着率 2着率 3着率 出やすい出目
1コース 54.2% 19.4% 9.2% 12
3、124、134
2コース 14.6% 27.8% 19.2% 21
3、214、215
3コース 13.0% 22.5% 20.4% 31
2、314、324
4コース 11.5% 13.6% 21.9% 41
3、415、425
5コース 5.8% 11.8% 17.3% 51
2、516、536
6コース 2.2% 6.1% 13.3% 61
2、613、631
2コースの2着絡み
捲りが決まりそうで決まらない宮島なので、スロー勢を舟券に絡めるのが基
本です。特に2コースの2着率が高いのが特徴です。ダッシュ勢を軸艇にする
場合は、1コースを2着で受けるのが良いようです。晴天の午後の遅いレース
では、大時計が逆光になって見にくくなります。アウトからの一発は決まりま
せん。出やすい出目は123、124、132で、1コースの1着率が68%
にもなります。
・宮島活躍期待モーターは17、51、72号機
正月レースで地元の選手が乗っているので、そのときの成績を参考にすれば
近況好調モーターが見えてきます。17号機は正木聖賢が整備してパワーアッ
プ。その後、2節連続して優出2着と好調です。51号機は1月戦で優勝した
魚谷智之が展示1番時計を連発していました。72号機は初使用から好調をキ
ープ。1月男女W戦で平高奈菜が優勝です。