2025.11.09
勝率の地域格差が起きる理由
●各支部勝率ベスト5
・関東地区 ・東海地区
順位 選手名 支部 勝率 順位 選手名 支部 勝率
1 久田 敏之(群馬) 7.75 1 池田 浩二(愛知) 7.92
2 大池 佑来(神奈川)7.66 2 新田 雄史(三重) 7.79
3 桐生 順平(埼玉) 7.56 3 吉田 裕平(愛知) 7.76
4 金子 拓矢(群馬) 7.52 4 前田 滉(愛知) 7.59
5 関 浩哉(群馬) 7.43 5 谷野 錬志(静岡) 7.48
・近畿地区 ・中国地区
順位 選手名 支部 勝率 順位 選手名 支部 勝率
1 中島 孝平(福井) 7.65 1 茅原 悠紀(岡山) 7.88
2 守田 俊介(滋賀) 7.64 2 入海 馨(岡山) 7.83
3 遠藤 エミ(滋賀) 7.64 3 田口 節子(岡山) 7.60
4 丸野 一樹(滋賀) 7.59 4 吉田 拡郎(岡山) 7.58
5 青木 玄太(滋賀) 7.47 5 藤原啓史朗(岡山) 7.44
・四国地区 ・九州地区
順位 選手名 支部 勝率 順位 選手名 支部 勝率
1 中岡 正彦(香川) 7.50 1 山田 康二(佐賀) 8.07
2 平山 智加(香川) 7.13 2 松田大志郎(福岡) 8.01
3 西野 雄貴(徳島) 7.11 3 峰 竜太(佐賀) 8.00
4 島村 隆幸(徳島) 7.01 4 末永 和也(佐賀) 7.84
5 西岡 顕心(香川) 6.98 5 中辻 崇人(福岡) 7.73
勝率の地域格差が起きる理由
支部毎の勝率を調べると、地域格差が広がっているのがわかります。関東は東京支部が
ベスト5に入っていません。近畿地区は大阪、兵庫がなし、中国地区は広島、山口がなし
です。なぜ、こうしたことが起きるかといえば、モーターの仕上げに流行があるからで
す。
ボートレースで使用するプロペラはヤマト発動機が製造しており、全レース場で同じプ
ロペラを使用しています。直径が187mm、重さが373±1gの2枚羽根です。抽選
で割り当たられたモーターに取り付けられており、これを選手はプロペラゲージを使って
好みの形に修整します。プロペラ飛行機は1分間に1000~1500回転、一般船舶は
100回転と比較すると、ボートレースで使用するプロペラは異次元のものです。1分間
に水中で6000回転もするので、ほんの少しのキズや歪みがあれば推進力を失ってしま
います。
プロペラゲージは15~20枚が1セットになっており、季節や走り方に合わせられる
ように何セットも販売されています。その中で最適なプロペラゲージを見つけられるかの
勝負です。その情報をグループ全体で共有すれば、そのグループが好成績を残すようにな
るので、好調グループの情報は舟券作戦に欠かせません。
プロペラ名手と呼ばれた広島の藤井泰治さんは必ずプロペラの正面に合わすゲージと対
になる背面ゲージを持っていました。50本近くのプロペラゲージを使っていました。な
ぜ、対になる背面ゲージを使っていたかといえば、推進力を生むのはプロペラの背面だか
らです。飛行機の翼を考えればわかることです。

