2025.07.26
安い4-5-6に手を出すな
競走用モーターとボートの歴史は、人身事故対策を最優先をさせたモーターとボート造りです。現行の競走用ボートの730型は、ボートの横幅を広げ、座席を低くし、さらにハンドルも事故回避がすばやくできるために2回転4分の1から1回転半にしています。モーターも伸び型の高回転型から出足型に変わっています。引き波に入ったときにすばやく抜け出せるように出足を強くしています。プロペラの切創事故を減らすために馬力を落とした低出力モーターを使ってのレースです。最高回転がさらに落ちました。
こうしたことが最近のレースに大きく影響しています。チルトを上げる限られた選手を除くと、出足型仕上げが主流です。そのため4コースのカドを取っても伸びて捲るのが難しくなっています。番組で2、3号艇にフライング持ち選手を入れて、カド捲りを誘う番組だと、どうしても4-5-6に人気が集まります。安いオッズになります。しかし、そんな捲りを誘ったレースに限り、3コースが捲られて大敗するのを嫌ってスタートを張り込むのです。過去6ヵ月の全国平均で4-5-6の出現率は、わずか0.6%です。追い続けても無駄な出目です。