2020.01.09

峰竜太が5年連続年間最高勝率の新記録

2019年度の年間表彰選手が1月8日に発表になりました。最優秀選手グランプリで優勝し、獲得賞金1位に輝いた石野貴之が初受賞です。峰竜太は5年連続で年間最高勝率に輝き、これまで彦坂郁雄が持っていた4年連続を破り、5年連続の新記録を樹立です。
年間表彰は1976年からスタートした制度で、第1回は野中和夫で年間16回(SG、GⅠ9回)、年間勝率で9.06という記録を残しています。第1回年間表彰式典の舞台に上がる選手が、野中和夫と最優秀新人選手と2人だけということになり、これではあまりにも寂しいと急遽「敢闘賞」が設けられ、安岐真人、北原友次、松本進、岡本義則が表彰されました。
おもしろいエピソードは、1984年に最優秀選手、最優秀新人選手の「該当なし」です。最優勝選手が病気という理由で表彰式に来なかった年もありました。
女子選手が最多優勝のタイトルを獲るので、10月に制度が改正され最多勝利に変わりました。このときは仲口博崇が受賞を逃がし、村上信二が最多勝利選手になっています。ただし、村上信二は一般戦での活躍だったのでグランプリシリーズに出場できませんでした。今年は篠崎元志が139勝で最多勝利選手になっていますが、過去の記録は岡本義則の168勝が記録として残っています。年またぎ開催だったので正式には164勝ではないかという節もありますが、いずれにしてもとんでもない記録です。