2024.11.07
当てたい気持ちになったら赤信号
配当を出す競技がボートレースです。かつては熱海オーシャンカップという排気量1万ccのパワーボートのレースがありましたが、その大会はなくなりました。ボートレースで使うモーターをチューンアップしたスピード選手権も行われていました。各レース場の整備士がチューンナップするものです。時速120kmを超えるスピードを出していました。現行モーターは時速80kmですから、現行モーターの潜在能力はかなりなものということでしょう。こうしたモーターボートレースに対する夢のようにイベントは減っています。最近のボートレースは「配当を出す競技」になっています。配当を出すためには、舟券が外れる人を必要とします。舟券で勝つ人と負ける人なら、負ける人の方が多くなります。同一企画のモーターを使い、番組編成というものがあるのも配当を出すためです。舟券が外れ続けると「当てたい」気持ちになり、点数ばかりが増えていきます。回収率が下がる一方です。