「無理のない資金で、余裕を持ってお楽しみください」は、最近のボートレースの出走表やパンフレットで見かけるようになったコピーです。ボートだけかと思っていましたが、株式投資に関するパンフにも、まったく同じコピーを見かけます。株の乱高下が激しくなってくると、これまで「将来のために株を買って積み立てをしなさい」と言っていた評論家が、いつのまにか「自己責任」「無理のない資金で」とボートレースで見慣れた言葉を使うようになってきました。ボートの世界では、そこまで変節する解説者はいませんが、お客さんのレベルだと違ってきます。ボート場やボートピアで、レースが終わってから急に元気になる人がいます。最悪なのが「走る前から分かっていた」です。「俺の言った通りになった」もあります。レースが終わってから急に元気になる人は、レースの前に何も言わないか、あれも怖い、これ怖いと誰が勝ってもいいような解説をする人です。後予想に外れなしですが、それを強調する人は信用されません。相手にしない方がいいでしょう。