2022.07.01

掛かりの良いモーターは巧く見える

掛かりの良いモーターは巧く見える

 ウォータージェットの世界からボート選手になったのは、小原聡将と國分将太郎がいます。世界チャンピオンなので、すぐにでも活躍するかと期待されていましたが、期待されたほどの成績を残していません。その理由について國分が面白いことを話していました。「ハンドルとレバーが全く逆なので、慣れるのに苦労した」ようです。
 ターンをする上でレバーの役目は重要です。ハンドルを切っただけではボートは曲がりません。レバーの握り具合でターンが変わってきます。ボートの舳先がターンマークに向く前にレバーを握ればターンマークを外し、遅れれば流れます。微妙なバランスの上で成り立っているのがターンなのです。
 掛かりと言われる部分がしっかりとしていれば、ボートの舳先が早めにターンマークへ向くので、レバーをタイミング良く握ることができます。そうしたときのターンは巧く見えます。選手のコメントなどで、ターンに関するものがあれば、その意味を読んでください。展開を読み、舟券を買う上で役立ちます。