2025.11.04

改造キャビテーションプレートでレースが変わったか

 9月5日の唐津から、転覆落水事故の防止策の一環として、旋回性の向上を目指した改造キャビテーションプレートを取り入れたモーターを導入しています。10月には宮島が導入、11月は常滑、若松が改造型のモーターに切り替わります。
 キャビテーションプレートは、プロペラの真上に取り付けられているキャリボデーと一体化した平らなプレートです。改造型はプレートの角部を従来よりも拡大することで旋回の安定性が向上しています。

●唐津の決まり手比較
期間 逃げ 捲り 捲差 差し 抜き
2025年9月~10月 50.0% 15.6% 14.1% 13.4% 6.2%
2024年9月~10月 54.5% 8.3% 12.5% 16.3% 6.9%

●唐津の4コースの決まり手比較(全体の比率)
期間 逃げ 捲り 捲差 差し 抜き
2025年9月~10月 …… 6.5% 3.6% 0.7% 0.0%
2024年9月~10月 …… 3.8% 2.4% 2.8% 0.7%

 唐津が新モーターに切り替わって2ヵ月になります。昨年の同時期と決まり手を比較すと1コースの逃げが54.5%から50.0%に減っています。増えたのは捲りです。
8.3%だったものが15.6%とほぼ倍増です。ターンの不安がないので思い切って全速で攻める選手が増えました。ルーキーSがあったことも多少は関係しているかもしれませんが、不安なくターンができるという心理は選手の走りに大きく影響しているようです。4コースを比較すると差しの1着がありません。レース形態が変わったこということです。4コースの3連単出目を調べると4-5-6が1位です。
 これまでの1コース有利の先入観で舟券作戦を立てていた人が多くいましたが、新モーターの移行と同時に新しい発想の舟券が必要になります。みんなが気がついてからだと高配当は期待できません。人よりも一歩先に行く発想が舟券作戦には必要です。