2019.05.01
新選手賞金、強くなければ稼げない
選手の平均年収は1600万円
4月から選手賞金が改定になっています。選手賞金は、モーターボート施行者協議会と日本モーターボート選手会が協議して決めます。全体の売上げに合わせてスライドする仕組みです。年間売上げの約3.0%が選手賞金になるので、売上げが1兆円なら300億円が選手賞金に割り当てられます。それを1600名の選手が取り合う形になっています。現在に年間売上げが1兆円を超えているので、選手全体の賞金は300億円を超えており、選手の平均年収は1600万円です。
1日平均3億5千万円以上が2号賞金
選手賞金は出場してレース場から最終日に支払われます。交通費などは現金で支給されますが、本賞金は振り込みです。売上げの良いレース場と悪いレース場で選手賞金に格差をつけています。1日平均売上が3億5千万円未満が1号賞金、それを上回ると2号賞金です。今年度の2号賞金は、昨年よりも1場増えて、桐生、蒲郡、住之江、丸亀、下関、若松の6場になりました。選手は2号賞金のレース場を走りたいと思っても、モーターボート競走会のあっせん課が選手に不公平にならないように均等にあっせんしています。
一般競走の4着以下でも完走手当が支給される
一般競走の選手賞金表をみると、4着以下が空白になっています。ゴールしても無給かといえば、そうではありません。「入着しない選手の賞金を支給するのはおかしいのでは」という声があって、ボートレースでは4着以下には賞金ではなく、完走手当という名目で支給しています。もちろん、これも年間の獲得賞金に加算されます。ただ、1号賞金場の6着完走手当は8千円です。SGになると9万円の6着賞金が支給されます。GⅠは周年記念の6着賞金が6万円です。A1級になって高額賞金レースに出場しないと稼げないということです。その他にも出走表に名前が載った時点で出場手当が支給されるようになっています。デイレースよりもナイターの方が高額です。最終日の宿泊代などかかかるというのが理由です。