2022.03.20

旬レーサー  大橋栄里佳(福岡・40歳) 

4224大橋栄里佳(福岡・40歳)

 女子戦が周年記念などのGⅠに負けない売上を記録しています。今年1月の大村女子戦は、6日開催で節間92億円を売り上げました。現在、女子選手は241名います。全体の15%まで増えています。SG、GⅠの裏開催として毎週どこかで女子戦が行われています。人気の秘密は「わかりやすさ」のようです。選手それぞれの役割のようなものがあり、展開が読みやすいというのが一番の理由です。ここでピックアップした大橋も「わかりやすい」選手の一人です。
 大橋の特徴は捲りが主体の走りです。直前の戸田では、準優で3コースから捲って1着を取りました。3連単で8680円と中穴でした。大橋のような存在が女子戦の舟券作戦にとって重要なのは、思考の軸になってくれるからです。捲りが主体ということは、隣のコースの存在が高配当絡みを演出してくれます。大橋が1コースを潰す役目を果たしてくれるので、高配当が飛び出しやすくなるのです。

引いたモーターで両極端な成績になる

「前期は勝率 5.47を残して、初めてA級に上がれました。結構モーターの引きが良くて出ている時が多かったし、以前と比べるとインで少し成績を残せるようになったのも、勝率が上がった要因の一つだと思います。ただ、乗りやすい時は、着順が獲れているけど、駄目なときはとことん駄目。調整力がないなって思います(苦笑)
 これまで優勝戦には8回乗っているんですが、去年は3月の若松一般戦と2月福岡QCシリーズで優出することができました。実は1回、カウントされていない“幻の優勝戦”があるんですけどね(8月の芦屋ヴィーナス Sは最終日が開催中止)。繰り上がり出場だったQCシリーズの時は、足も乗り心地も良かったです。モーターが出ていたり、乗り心地が良ければ、あの舞台でも
戦えるんだって思いました」
(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…11回 捲り…6回 捲差…3回 差し…4回 抜き…1回

※出場予定…津ヴィーナスS=3月20日~25日