2023.10.31

旬レーサー  谷村 一哉(山口・44歳)

3961谷村 一哉(山口・44歳)

中穴になる5コースからの捲り差し

 山口支部は大きく下関と徳山のグループに分けられますが、正月、GW、お盆レースは主力が全員集まるようになっています。徳山と下関が交互に県内選手権はやるかたち取っています。谷村は下関市内のグループで、選手会長を務めた福永達夫さんをリーダーとするグルーブにいました。吉本正昭さんが実質的な指導者でした。
 谷村の舟券は、人気になる1コースよりも外枠回りの方が魅力です。出足型に仕上げ、展開を突く捲り差しが高配当絡みになるからです。最近6ヵ月の成績を調べてみると、4コースよりも5コースの方が成績は上です。3連率になると4コースよりも6コースの方が上です。5コースの2連率は37%、3連率は60%もあります。捲り差しで攻めるので1コースが残る傾向です。枠なり進入なら、1と5を絡ませたボックス買いをしておけば中穴をゲットできます。

伸び型にしないので差し多用

「差し屋ってイメージもお客さんにはありますよね。伸びをつけられないので、そういったレースになってしまう。ターンが上手くないし、伸び寄りにすると乗りづらさが出てレースに不安が出る。スタート勘も良い方ではないので、締めて捲るやり方がわからない。だから、出足や乗り心地、ターンのグリップ感を重視して調整しています。
 最近は一般戦でもイン戦で取りこぼすことがあって、自信をなくしています。上の舞台で走らせてもらうとスタート力や、特に調整力で負けているなと力の差を感じますね。
 若い頃から下関で練習してきたけど、徳山のほうが62周年でGⅠ初優勝できたし、良いイメージがあります。8月のお盆戦では優勝戦1号艇が巡ってきて、優勝できたのは嬉しかったけど、仕上がり的には余裕がなくて、枠に助けられましたね。4年以上もGⅠの優勝戦に乗れていないので、ここで何とか突き破りたいです」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…19回 捲り…1回 捲差…5回 差し…6回 抜き…4回
※出場予定…GⅠ徳山周年=11月2日~11月7日