2025.08.09

旬レーサー 内堀  学(東京・38歳)

4496内堀  学(東京・38歳)

今期65走まではコーナー勝負に徹する

 前期のフライング2本による休みを消化して、7月から実戦に復帰しています。伸び型に仕上げて捲りで攻めるレースが得意にしている選手ですが、コメントにあるようにスタート事故をしないようなモーター仕上げになっています。伸び型に仕上げるときは「展示1番時計を出していたら1着が取れます」とコメントするように展示順位と着順が連動していました。最近はまだその傾向が出ていません。捲りで攻めるレースが減っているので、着順も中間着が増えています。今期の出走回数が65走を超えてから本格始動というところでしょう。

自己流のモーター調整で他と差をつける

 「多摩川で優勝してからF2休みに入るまでの3節は、1着が獲れていなかったので、休み明けのレースは不安だったんですけど、復帰戦の浜名湖で1着も獲れて準優にも乗れたので、レース勘のほうは一安心でした。モーターも調整、整備してある程度仕上げられたので良かったです。
 調整はゲージに合わせて叩くことはほとんどしません。ある程度叩いてから、ペラの光の屈折を見て叩いて、乗ってみて、また叩いてという流れです。人と同じことがしたくないんです(笑)。基本は伸びを中心にいきたいんですけど、それでフライングも増えちゃったし、今はちょっと無茶はできないので、そのスタイルは封印しています。伸びは抑えめでバランス取ってという感じで。ただ、ココっていう勝負所では、パンチをつけていこうとは思いますけどね。
 多摩川は2連続優勝中で、1回目はまずまずのモーターで助けられたし、2回目は新モーターという点が大きかったですね。新モーターをいじるのが好きなんですよ。新モーターでもできる範囲の整備で、ほかの人がやらないようなことを自分は結構やったりして、そこで差をつけられる自信があります。ただ、今回は周りも地元だらけで、アドバンテージはあまりないでしょうけど、多摩川3連覇に向けてまず優出はしたいですね」

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…7回 捲り…1回 捲差…1回 差し…0回 抜き…2回
※出場予定…多摩川・タイ=8月10日~15日