2021.02.13
旬レーサー 大上 卓人(広島・30歳)
4682大上 卓人(広島・30歳)
2020年のびわこ秩父宮妃記念杯で4コースから捲って特別レース初優勝を飾りました。109期でリーグ戦勝率トップのルーキーもデビューして10年です。SGは2019年3月戸田のクラシックに初出場。5日目にSG初勝利を挙げています。2度目のクラシック出場が決まったことで、広島を代表する選手になったと言えるでしょう。
大上の武器はスタートです。平均Sが0.13と早く、カド4コースからの1着率は40%近くあります。4コースからの平均STは0.12です。典型的な攻撃型戦選手なので、着順傾向もはっきりしています。1コースで1着が多いのは当然として、4コースからだと18走して1着7回、2着4回、3着2回です。展示1番時計をマークしたときは捲りを想定した舟券を考えて下さい。ダッシュ戦でも5、6コースに回ったときは1着数が減り、2、3着受けになります。
プロペラ調整の幅が広がった
「去年は13回優勝戦に乗って、4回優勝することができました。その中でも一番は10月びわこGⅡが獲れたこと。来月福岡クラシックの出場権を取れたのが良かったです。
あの時は野添(貴裕)選手にプロペラのアドバイスをいただいて、イチかバチか伸び寄りの調整にして、4カドから捲って優勝することができました。ただ初めてのタイトル獲得でしたが、勝った感想は思ったよりも…というのが正直な所です。
自分が嬉しいというよりも野添選手に結果で恩返しができて良かったという気持ちの方が強かったし、これまで周りの先輩からも“記念を獲れる”と言われながら結果を出せていなかったので、その先輩たちに恩返しすることができて良かったです。
プロペラは12月の鳴門一般戦で新しい形を発見することができて、調整の幅が広がりました。今年はこの後も凄く楽しみにしています。徳山は65周年で周年初優出することができた水面。地元の宮島に似ているし、イメージは良いですね。メンタル面でも成長ができているし、今年はグランプリに行くという目標を持ってレースをしたい。もちろん、徳山地区選も頑張りたいと思っています」
(マンスリーBOAT RACEより抜粋)
●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…21回 捲り…7回 捲差…5回 差し…6回 抜き…3回
※出場予定…GⅠ徳山・中国地区選手権=2月12日~17日