４４６８大池　佑来（東京・３８歳）

枠番に連動した着獲り

　初優勝が江戸川、ＧⅠ初優勝も江戸川周年と江戸川のイメージの強い選手ですが、出身は神奈川の長田頼宗のグループです。最近はＳＧやＧⅠに出場する機会が増えて全国区の選手になりつつあります。ただ、差しに頼った走りが多く、連勝するケースは稀です。２０２５年のＧⅠで２連勝したのは戸田の地区選だけです。他のＧⅠでは１コースで１着が取れるものの、全体として中間着が目立ちます。そのため着順傾向は枠番と連動するかたちになり、５、６コースからだと１着は期待できません。

優勝してクラシックの出場権を獲りたい

「新勝率は過去最高だし、近況は自分でもかなり好調だと思います。特に変えたことはないけど、強いて言うなら、同じグループの佐藤隆太郎選手がクラシックを獲ったことが要因かな。ＧＰシリーズでも良いから一緒に年末へと思って、４月から成績を上げることができました。
　ＧⅠ初優勝からもう４年が経ちますか。去年４月の児島周年は１枠で優出してチャンスだったけど、強風で厳しかった。でも、あの負けを経験してもう１回獲りたいって意識が高まりました。今年はＧⅠで２優出できたのも、そういう部分が絡んでいると思います。
　常滑は調整がしやすくて印象は良いです。５月戦は優勝ができたし、今回も自分の調整さえできればやれると思っています。
　優勝してクラシックの権利を獲りたいですが、簡単ではないとわかっているので、まずは優出して来年のオーシャンＣに出場するためのポイントを稼ぎたいですね。その上で優勝ができたら最高ですね」
（マンスリーＢＯＡＴＲＡＣＥより抜粋）

●１着決まり手(過去６ヵ月)
逃げ…２１回　捲り…３回　捲差…４回　差し…７回　抜き…２回
※出場予定…ＧⅠ常滑周年＝１２月４日～９日