2022.03.25
旬レーサー 池田 浩二(愛知・43歳)
3941池田 浩二(愛知・43歳)
ウィーリーのフォームで好不調がわかる
「水上のブルーインパルス」という異名が似合うのが池田です。瓜生正義、今坂勝広がやっていたウィリーターンを進化させて、ウィリーモンキーを完成させました。自分のものにするまで1年間もかかったそうです。ターンの後半部でボートの舳先を上げて、水の抵抗を減らします。水の抵抗は空気抵抗の800倍もあるので、ボートが接水面積が減るだけで抵抗が少なくなります。それでターン直後の直線に向いた時の加速が他の選手よりも良くなります。池田の言葉を借りれば、出足のないモーターだと、ウィリーをしたときに舳先が上がらない。ターンの後の押す力が必要とのことです。池田のモーターが仕上がっているかどうかの目安になります。周回展示などで、その点を注意して見れば、池田の
好不調が読めるでしょう。
地元開催のダービーで優勝したい
「去年は2年ぶりにグランプリに出られたんですが、トライアル1stの1回戦で転覆失格になったし、結果通り良くなかったですね。
去年はF休みが多かったけど、津地区選の準優でFを切ったペナルティーを終えて、GⅠに復帰した9月の鳴門周年で優勝したり、1年間を通してみれば、結果的にGⅠを2つ勝てたし、内容は良かったんですけどね。
ただ今年も先月の常滑地区選の優勝戦でFを切って、またGⅠを棒に振ってしまって…(4月蒲郡周年の後 30日間のF休み。その後6ヵ月間GⅠ・GⅡ選出除外。SGは出場可能)。
調整面に関しては気温とかも違うから、1ヵ月前に走ったってことは関係ないし、引いたモーター次第になると思う。また気持ちを切り替えて臨みたいですね。
今年の目標はやっぱり、常滑で10月に開催されるダービー出場ですね。地元のSGなのでそこは出たいし、インパクトのあるレースがしたいと思っています。SGを勝てるならどこのレース場でも嬉しいけど、それが常滑だったら最高だと思います。(常滑は)思い入れが強いし、今回の周年でも頑張りたいです」
(マンスリーBOAT RACEより抜粋)
●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…23回 捲り…1回 捲差…6回 差し…6回 抜き…2回
※出場予定…GⅠ常滑周年=3月25日~30日