２０１９年のヤンクダービーで優出した注目を浴びるようになりました。ＧⅠの出場回数が増える中、最近は７点台の勝率をマークしています。実家が津ボートの近くにあったこともあり、子供の頃からボート選手を目指していました。高校時代に陸上競技をやったのも、ボートの選手になるため体力作りだったそうです。
地元戦は昨年９月戦で優勝しています。正月戦は妨害失格で上位進出ができませんでしたが、ドリーム戦に選出されています。成績の方も８戦して３連対が５回と安定した成績です。
最近の成績は、スロー発進が好成績で、１コースの１着率は８０％を超えています．２コースの３連率が８２％、３コースだと７４％もあるので、スロー発進のときは舟券の軸から外せません、一方、ダッシュに回ると１着数がありません。ＧⅠで戦い抜くには、ダッシュ戦で結果を残せるかが課題になりそうです。

調整力のレベルアップで好成績

「去年の優勝５回はちょっとデキ過ぎですね。モーターの引きが良かったこともあるけど、プロペラ調整の幅を広げようとやってきたことが、成績につながったんだと思います。
ＧⅠを初めて走った時に、ターン力もそうですが、調整力の差を感じさせられて…。あの時、もっと“引き出し”を増やして、地力をつけないといけないと痛感させられました。その後Ａ２級に一度落ちたんですが、Ａ１級に定着してＧⅠに呼んでもらえるような選手にならないといけないと思ってやってきました。今は当時より少しはレベルアップができたと思います。
津は地元だし大好きです。乗りづらいと思ったことがないので、出足に寄せる調整ができるし、走り慣れているので、地の利があると思います。予選突破もしたいし優勝戦にも乗りたいけど、最近はずっと目の前の１走１走のことをしっかりと考えてやってきて、それが結果につながっていると思うし、余計なことは考えず今まで通り走りたいと思います。気合を入れ過ぎると空回りしてダメなタイプなので。
今シリーズはＧⅠで自分はチャレンジャー。強い人に挑戦する立場なので、がむしゃらにいつも通りにやって行きたいと思います」

■近走2節成績
21年 1月 尼　崎 ＧⅠ・周年
(マンスリーＢＯＡＴ ＲＡＣＥより抜粋)

●１着決まり手(過去６ヵ月)
逃げ…１８回　捲り…３回　捲差…４回　差し…３回　抜き…３回