2024.06.24
第34回グランドチャンピオン=尼崎 天候で変わる舟券
SGの中で選出基準が厳しいと言われているのがグランドチャンピオンです。SGの優出完走者、SGの予選得点とすべてSGが対象です。歴代優勝者をみても、当然のように銘柄級の選手が並んでいます。高いレベルのSGだけに、番組勝負、モーター勝負といった色が濃くなります。特に今回のグランドチャンピオンを開催する尼崎は、1マーク、2マークの水上設備が一直線上に並んでいる水面です。コース取りで変化がなく、強い向風が吹かなければ1コースが有利な水面です。モーターが仕上がっている状態の1コースは大歓迎ですが、仕上がり途上の1コースはポイントを稼げないので上位進出が厳しくなります。モーターの仕上がりと枠番、さらに天候の後押しがあるかどうかで上位進出する選手が読めてきます。
●晴天のコース別成績(尼崎・過去3年間)
進入 1着率 2着率 3着率 出やすい3連単出目
1 59.3% 15.8% 8.9% 123 124 132
2 11.8% 24.6% 18.2% 214 213 241
3 11.3% 22.0% 21.0% 314 315 312
4 10.4% 19.4% 20.6% 415 451 416
5 6.0% 13.6% 18.4% 513 512 531
6 2.2% 5.8% 14.3% 613 612 614
晴天で4コースが展示1番時計なら一発狙い
尼崎の晴天の日は、向風が吹きます。夏は「甲子園の浜風」、冬は「六甲おろし」です。夏と冬の違いは、甲子園の浜風が晴天の午後に吹くのに対して、六甲おろしは終日です。向風が強いと、4コースが攻めるようなレースで、4-5-1といった出目が出てきます。4コースが展示1番時計をマークしたときの1着率は21.5%で、下関、蒲郡に次ぐ全国3位です。戸田よりも1着率が高くなっています。
●雨天のコース別成績(尼崎・過去3年間)
進入 1着率 2着率 3着率 出やすい3連単出目
1 63.2% 14.8% 5.7% 123 124 132
2 13.0% 25.5% 19.0% 214 213 215
3 10.1% 22.4% 21.8% 314 345 312
4 8.6% 20.0% 23.3% 415 416 453
5 4.2% 13.4% 19.0% 534 512 514
6 1.7% 4.6% 12.1% 613 621 624
雨天だとスロー勢のワン・ツーが増える
グラチャンが開催される時期は梅雨時です。雨の日が多くなります。尼崎で雨が降れば、無風の日が多くなります。風に負けることなくスタートができるので、スタートが揃います。ターンマークの振りがないので、1コースが有利に流れになります。尼崎の過去3年間のコース別データを調べても、向風の日が多い晴天と比較すると、雨天の日は1コースが強なります。2コースからの差しも決まり、1コースを絡めた出目が出ます。