新鋭王座決定戦がヤングダービーと名称を変えてから、新たに創設されたＧⅢです。ヤングダービーのプレシリーズという位置づけです。桐生～住之江までほイースタン、尼崎～大村までもウェスタンに分け、それぞれ今年の９月現在で満３０歳の勝率上位の選手が出場します。前年度の優勝者、ルーキーＳの優勝者は優先出場できます。
優先出場を除き、年間出場回数が１４０回未満、選考期間の事故率が０．４０をオーバーしていれば出場できません。、
優勝者には９月に開催されるＧⅠヤングダービーの優先出場権が与えられます。

勝てない有名選手、高配当に貢献する無名選手

ルーキーシリーズの優勝者は、ＳＧやＧⅠで走っている選手に多いようですが、イン絶対は崩れています。スタートが不揃いなることが多いのが、その理由です。ルーキーの中で年長組がプライドを懸けてコース取りが動くのも高配当が飛び出しやすい理由です。スタートとコース取りをまず読んでから舟券作戦を立ててください。有名選手でもモーターが平凡なら簡単に負けるのがルーキーのレースです。ルーキーどおしのレースに波長が合う選手もいます。勝率は５点台でも序盤から１、２着を取っていれば、シリーズを通じて追いかけた方が良いでしょう。

●イースタンヤング
・最近勝率６．５０以上
登番 選手名　支部 勝率 優出 優回
４５８６ 磯部　　誠 愛知 ７．４８ ８ ３
４６５９ 木下　翔太 大阪 ７．３０ ７ ２
４６８６ 丸野　一樹 滋賀 ６．９５ ７ １
４７１９ 上條　暢嵩 大阪 ６．７５ ６ ２
４７５９ 今泉　友吾 東京 ６．９７ ９ １
４７６０ 山崎　　郡 大阪 ６．９９ ５ ０

今年に入って７点台の勝率をマークしている選手が２名もいます。他の選手も７点をわずかに割る程度です。ここから予選落ちをすることはないでしょう。各レースに分散すれば２着、３着争いのレースが増えてくるはずです。

・スタートの早い選手
選手名 平均Ｓ 発順
磯部　　誠 ０．１３ ２．５
山田　晃大 ０．１３ ２．５
馬場　　剛 ０．１２ ２．１
野中　一平 ０．１３ ２．７

・スタートの遅い選手
選手名 平均Ｓ 発順
木田峰由季 ０．１９ ３．９
齋藤　達希 ０．２０ ４．２
今泉　友吾 ０．２０ ４．１
千葉　真弥 ０．１９ ３．７
松本　一毅 ０．２１ ４．１

若手にもかかわらず平均スタートがコンマ２０をオーバーしている選手が何名かいます。発順（スタートラインの通過順位）が４番手をオーバーしていれば追い上げるしか勝算はありません。そんな選手がいるとスタートが不揃いになります。横一線ならイン有利ですが、それが崩れれば１マークの競り合い、捲り差しなど多彩な展開をイメージしなければなりません。モーターは初使用から２節しか使用していないので、優出実績のないモーターに当たるとスタートが届きません。波乱含みの舟券を想定することです。