2025.08.03

精度を疑われる話は聞かない方がいい

 舟券好きは記憶を頼りにする人が多いようです。しかし、一人の人間が見るレースは限られています。たまたまレース場に行ったときにカドから捲って高配当を出した選手がいたとします。舟券が当たると、その記憶が頭の中に刷り込まれます。舟券のニアミスでもインパクトがあります。次にその選手が走る時にみんなの前で「必ず捲る」と大きな声を出します。しかし、ボートレース専門紙のデータを調べると、捲りで勝ったのが1回しかありません。4コースからの1着も数えるほどです。数字の裏付けのない選手は、数字どおりのレースしかしないものです。自分一人の記憶だけでは、データとしての精度がありません。そんな人の話す言葉に耳を傾ける必要はありません。データに振り回されるのは問題ありですが、データも見ないで他人に話をするのも問題ありです。