2025.12.07
舟券自慢も楽しみの一つ
小規模場外発売場に「オラレ」があります。今はボートレースチケットショップという名称に統一されていますが、オラレには「コミュニティースペースを併設した場外舟券発売所」というコンセプトがあります。人が集まり、楽しい会話をする場所でもあるのです。街の商店街の中にあるのも納得です。ボートレース場のように広い場所だと会話が限られますが、小規模なら顔見知りになります。舟券を買う額で少額でも当たれば嬉しいものです。自慢の一つもしたくなります。
これは実際にあった話です。父親と一緒にボートピアに来る中学生がいました。学校に行っていない感じです。ところが、この子がボートのお客さんの人気者なのです。毎日来てレースを見ているので、レースのことに詳しいのです。モーターの気配も解説してくれます。舟券が当たればお茶の1本のプレゼントがあります。最初の頃は暗い感じの子でしたが、いつしか明るくなってボートピアに来なくなりました。ボランティア活動をしているそうです。ボートピアやオラレは地元密着型に特化すれば、それなりの役割があるようです。舟券自慢をする人がいれば、聞いてやって下さい。

