年末が近づくと舟券の年間収支が気になるものです。短期で収支がプラスになることがあっても、１年間になると厳しいものがあります。舟券のキャリアを積んだ人でも「最後は７５～８０％の回収率に落ち着く」という声が多いようです。冷静に対応しようとしても、それを維持するのは難しいものです。「レースを選べ」とわかっていても、根がギャンブル好きなら１、２回はできても、１年間になると、それはできない相談です。一番悪いパターンは、回収率アップを目指して高いオッズにばかり目が行くときです。追い詰められた舟券は、欲ばかりが先行して見えるレース展開も見えなくなるものです。当たりが遠のくとますます追い詰められます。落ち目のスパイラルに入ります。これまでうまく行かなかったものが、突然良くなることなどありません。勝ったり、負けたりのペースを守っていると良いことが起きます。

●ギャンブル依存症テスト（米国精神医学界・精神障害診断基準第５版）

１　負けを取り戻す
２　より強い興奮を求める（賭け金が増える）
３　イライラ・憂うつ感を解消するためにギャンブルをする
４　止めたり、賭け金を減らしたりすると落ち着かない
５　ギャンブルに関することが頭から離れない
６　上手に加減できない
７　ギャンブル関連の嘘をつく
８　大切な人との人間関係の危機
９　ギャンブルを原因とした借金

　※９項目の診断基準で、４項目以上に該当するとギャンブル障害と診断され
ます。