2025.06.11
逆当てレバーを使う選手が強い
ボートレースの特徴は勝負どころが限定れていることです。枠なり進入が増えたので、コース取りの駆け引きが減りました。残った勝負どころはスタートと1マークのターンです。スタートの方も全員が早くなり、チルトMAXにでもしない限り捲りか難しくなっています。横一線のスタートになると、どうしても1コースが有利な展開が多くなりますが、それでは中、外の選手は勝てません。ターンで勝つしかないので、そこに新しいターン技術を模索していくようになります。全速ターンからモンキーターンへと進化していますが、最近は若い世代に「逆当てレバー」を使う選手が増えています。「当てレバー」はこれまで聞いたことがありますが、「逆当てレバー」は新語です。どういったのかといえば、ターンのきっかけをつけるために初動でハンドルを小さく切っていまいました。逆当てレバーは、初動を入れずに、スタートをしてからスピードの乗った状態でレバーを放らずに一気にハンドルを切るやり方です。そうするとボートが一気に方向を変え、1マークに殺到する他のボートの動きがわかるそうです。相手の動きが読めるので、次の行動を他の選手より早くできます。