2025.09.12
鳴門周年で3連単万穴を獲る買い方
1月以降の全国レース場の3連単万穴出現率で20%を超えているのは鳴門です。20.5%です。徳山の13.3%と比較すると、かなりの高い率です。SG、GⅠの過去3年間の万穴出現率はさらに上がって26.2%です。4レースの1回の割合です。前回の鳴門周年では準優日に5本の万穴があり、6日間で19本の万穴が出ています。1日平均に直せば3本強です。なぜ鳴門の万穴出現率が高いかのメカニズムを知っておけば、万穴ゲットのチャンスが広がります。
●鳴門SG、GⅠのコース別成績(過去3年間)
1コース 50.3% 18.8% 10.9%
2コース 14.9% 28.6% 13.7%
3コース 14.5% 19.6% 16.6%
4コース 9.5% 17.7% 20.5%
5コース 11.2% 9.1% 19.1%
6コース 1.2% 7.9% 20.7%
●鳴門SG、GⅠの3連単配当傾向(過去3年間)
100円~ 990円 6.1%
1000円~1990円 22.0%
2000円~2990円 15.0%
3000円~3990円 9.7%
4000円~4990円 3.6%
5000円~6990円 10.5%
7000円~9990円 6.6%
10000円~ 26.2%
堤防が競り出し1マークが狭くなる
鳴門は塩田の跡地を再利用してできたレース場です。鳴門は戸田と並んで全国でも狭いレース場の一つの挙げられています。1マークのバック側を拡幅したものの、バック側の広さは80mで戸田に次いで狭さは2番目です。狭さだけではありません。スタートラインから1マークに行くまでの水面に大きな特徴があります。
他のレース場は1マークをスタンド側に振るのですが、鳴門は2マーク、センターポール、1マークがほぼ一直線上です。そのかわり堤防が競り出すかたちになっており、1マークに行くにしたがって狭くなる構造です。そのため外枠の選手が内側へ斜行するようなかたちになり、つねに絞り捲りのような運びをします。それで1マークでの競り合いが起きやすくなり、捲り差しを決めた選手が高配当を出すのです。
1マークの競り合いが起きやすい
1コースが外に張り出すのと、アウトが絞るのでは、捲られるときの角度が違います。鳴門の方が浅い角度になるので、1コースの選手が捲る選手に合わせやすくなります。その分、競り合いが起きやすいのです。
過去3年間の鳴門のSG、GⅠのコース別成績を調べると、5コースの1着率が4コースよりも上回っています。4コースが絞って行くのに乗って5コースが捲り差す展開です。抜け出せば万穴間違いなしです。
●鳴門周年出場選手で5コース成績(1月~8月)
ベスト5 1着率 ワースト5 1着率
菅 章哉 33.3% 興津 藍 0.0%
中村 日向 25.6% 山田 祐也 2.9%
前田 将大 24.0% 豊田健士郎 3.2%
笠原 亮 23.8% 田村 隆信 4.1%
久田 敏之 23.3% 海野康志郎 5.7%
鳴門周年は伸び型の23号機、出足型の59号機に注目
4月から使用している現モーターは、8月の渦王杯で地元選手が乗って、鳴門の水面に合わせたモーター調整をしています。渦王杯で優勝したのは菅章哉です。チルト3度を多用して優勝戦は6コースから「抜き」で優勝しました。そのときに乗っていたモーターが23号機です。次節は林美憲が使用しましたが優出できませんでした。伸び型を好む選手向きです。出足の良さが光ったのが59号機です。渦王杯で丸尾義孝で優出4着、次節の小野勇作も優出しています。実戦向きの仕上げになっているのが強味です。こちらの方が上位進出の可能性が高いでしょう。