片岡の母校は甲子園に出場した中村高校です。片岡も高校時代までは野球部で活躍し、県内ベスト８まで行きました。高校時代はボートレースにまったく興味を持ちませんでしたが、高校卒業後に自衛隊に入隊し、善通寺駐屯地でボートレースのことを知りました。身長１５５㎝と小柄なので、「自分に合っている」と思い、ボートレーサーへの道へ進みました。デビュー当時から全速で攻めるレースで注目を浴びました。大先輩である安岐真人さんは「ターンスピードはあるが、レースの駆け引きなどを覚えないと上で活躍するには厳しいかもしれない」と指摘していました。
最近はレース運びに幅も出て、１着の決まり手で捲り、差し、捲り差しが同じ数字です。昨年はクラシック、メモリアル、チャレンジカップで予選を突破しました。４コースまでなら、どのコースからでも１着を取ることができます。平均スタートがコンマ１３の４コースなら２連率が５０％もあります。

今年の目標はグランプリ出場

「昨年は芦屋チャレンジカップで初めてＳＧ優出するなど、いろいろと経験して、すごく成長を感じた１年でした。今年に入ってからも地元丸亀の正月戦で優勝できましたし、江戸川周年でも優出と、とても良い状態が続いていると思います。それでも、まだまだ上に行かないと行けないし、しっかりと走らないといけませんですけどね。
今年の目標は２つあります。ＳＧを勝つこと、そして年末のグランプリに出場することです。ＳＧで勝つためにも、一つでも多くＳＧに出場したい。出場しないとチャンスも出てきませんからね。１走１走り気合いを込めて、１年間を走り抜いて敵対ですね。
昨年のＧＰシリーズに出場して、グランプリの出場を夢ではなく、目標として意識するようになりました。グランプリの１８名に残りたいと言葉にできようになったのは最近です。そのめたにも結果で必要ですから、全部のレースで優勝することを意識しています。
びわこは２年前の６５周年でＧⅠ初優勝を決めた思い出深い水面ですし、イメージは良いですよ。今回も優勝争いに加わって、結果を残せるように頑張ります」

（マンスリーＢОＡТ　ＲＡＣＥより抜粋）

逃げ＝２１回　捲り＝６回　捲差＝４回　差し６＝回　抜き＝１回

今週の出走予定
ＧⅡびわこ秩父宮妃記念＝３月２２日～２７日