2024.05.01
5月1日から新級別審査のスタート
期始めで変わるレース形態
ボートレースの級別審査は年2回です。5月1日~10月31日までと11月1日~4月30日までです。級別適用は1月1日からと7月1日までです。4月30日までの級別審査で決まった級別は、7月1日から適用されます。
新しい級別審査がスタートすると、それまで持っていた勝率、事故点などがすべてリセットされ、ゼロからのスタートになります。しかし、前期末にやったフライング休みは、新しい級別審査が始まってから消化しなければなりません。そうした選手がいるレースは、スタートが不揃いになり、期末とは違うレースの流れが起きてきます。期始めは、期始めなりの舟券作戦を立てなくてはなりません。
●期末と期始めの1コース1着率比較
年月日 期末 1着率 期始め 1着率
2022年 4月30日 62.8% 5月1日 57.7%
2022年10月31日 58.9% 11月1日 51.5%
2023年 4月30日 56.3% 5月1日 52.8%
2023年10月31日 58.3% 11月1日 53.4%
2023年11月~4月 55.2% 5月1日 ?
期始めは4コースからの捲りが増える
BoatAdviserを使って、期末最終日と期始めの1コースの1着率を比較すると、ダッシュ勢のスタートが慎重になる期末最終日は1コースの有利というデータが出ています。ところが、新級別審査がスタートする期始めになると、期末最終日と比較する1コースの1着率が下がっています。
1着率が上がったのは4コースです。2023年10月30日の4コース1着率は9.4%に対して、11月1日は15.6%まで上がっています。この数字は戸田の年間平均を上回る数字です。5月1日も4%近く4コースの1着率が上がっています。これまでスタートを控えていたダッシュ勢が思い切ってスタートを決めてくるからです。4コースの3連率は50%を少し下回るくらいなので、舟券の連軸にできるレースはかなりあります。11月1日は1着、2着率が高くなったのに対して、5月1日は2、3着率が高くなります。GW開催が関係しているのでしょう。